日本の岸田文雄首相は木曜日、政治資金スキャンダルが既に低迷していた政権にさらに影響を与えていることを踏まえ、与党・自由民主党党首の職を辞任することを決意したと発表した。
自民党は最近、岸田氏の党を含む5派閥が政党資金収入を過少申告し、そこから追加収入が一部の議員に賄賂として還流されていた可能性があるとの疑惑で批判にさらされている。
岸田氏の前任者は後援者主導の政治の体裁を避けるため、首相在任中に派閥指導者を辞任するのが通例だったが、岸田氏は2021年10月の就任以来、その職に留まっている。
自民党内第4派閥を率いる岸田氏は記者団に対し「私は党の政治的責任と国民の信頼回復に向けた取り組みを主導する」と述べた。
同氏に近い関係筋によると、現時点では同派の指導者のポストは空席になるとのことで、同氏は首相就任中に派閥を離れると付け加えた。
自民党の各派閥は通常、議員に選挙資金を提供し、閣僚のポストに推薦する。 自民党議員370人以上のうち約8割は党内のいずれかのグループに所属している。
しかし批評家らは、こうした派閥の任務が多くの自民党議員に機密費を生み出す機会を与えていると長年指摘してきた。なぜなら、派閥からどれだけの資金を受け取ったのか、またそれがどのように使われたのかを追跡するのは難しいからだ。
東京地検特捜部が捜査している今回の疑惑を受け、岸田氏は水曜日、自民党執行部に対し、募金イベントの開催を控えるよう指示した。
しかし、与党に対する国民の信頼を回復するために同氏の離党を求める声が高まっている。
岸田氏が首相になって以来、内閣支持率が最低水準にある中、岸田氏は今週、2019年に統一教会の幹部らと面会したと日本の日刊紙が報じたことを受け、物議を醸している統一教会との関係を否定することを余儀なくされた。
朝日新聞は木曜初め、ニュート・ギングリッチ元米下院議長が岸田氏との会談に統一教会関係者の存在を認めたと報じた。
その日遅く、岸田氏は宗教団体との関係に関する憶測を再び否定したが、同団体はその強引な資金調達方法や与党議員との密接な関係に疑問を呈していた。
同氏は、たとえこれらの人々が集会に参加していたとしても、ギングリッチ氏の仲間が誰であるかは知らなかったという主張は変わらないと述べた。 岸田氏は詳細を確認するためギングリッチ氏に連絡を取ろうとしていると付け加えた。
政治資金スキャンダルを巡っては、捜査関係者によると、自民党各派は伝統的にパーティー券の国会議員枠(通常2万円)を設定しており、目標を超えた場合は追加収入がリベートとして返還されると付け加えた。党内のいくつかのグループ。
かつて暗殺された安倍晋三首相が率い、現在は塩谷亮衆議院議員が率いるこの大派閥は、1億円を超える機密費を貯め込んだ疑いがある。
関係者によると、検察は来週水曜日に今国会が閉会後、多額の賄賂を受け取った疑いのあるセワキン(セワ政策研究会)と呼ばれる派閥の議員らの尋問を検討しているという。
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