ゼレンスキー氏、ロシア攻撃への協力を英国に要請 – DW – 2024/07/19

英国閣議での演説で、ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は英国新政府に対し、自国への致命的なミサイル攻撃を阻止するため、ウクライナ軍によるロシア深部への攻撃を許可するよう求めた。

ゼレンスキー氏はキア・スターマー首相に対し、ウクライナによるロシア国内への攻撃への西側兵器の使用に対する制限を解除する上で「リーダーシップを発揮してほしい」と語った。

ゼレンスキー氏は、ウクライナ防衛の鍵はロシア兵器が集中している拠点を破壊する「長期的な能力」だと述べた。

ゼレンスキー氏は1997年以来英国閣僚に直接演説した初の外国指導者となり、上級閣僚らから温かい拍手を受けた。

ロシアは最近、ウクライナ全土で大規模なミサイルとドローン攻撃を開始し、数十人が死亡、キエフの小児病院などの標的が攻撃された。

しかし、キエフの同盟国の一部は、西側諸国がロシアとの直接紛争に巻き込まれる可能性を懸念し、ウクライナがロシア領土を攻撃するために武器を使用することに消極的である。

英国政府は、国際法が尊重される限り、自国の資源をどのように投入するかを決定するのはキエフ次第であるとして、このような動きを明確に支持することを避けている。

一方、スターマー氏は、英国は両国の軍事生産拡大を支援する合意を含め、ウクライナへの支援を倍増すると述べた。 英国はまた、ウクライナに新たな武器を購入するための輸出融資として35億ポンド（41億5ユーロまたは45億ドル）のアクセスを与える予定だ。

d/t/m (AP、AFP、DPA、ロイター)