[ニューヨーク 13日 ロイター] – 米国証券取引委員会(SEC)は、グレイスケール・インベストメンツによるビットコイン・スポット取引ファンド(ETF)創設の申請を拒否したのは誤りであるとした最近の裁判所判決に対し、控訴しない方針だ。 関係者が明らかにした。
ワシントンのコロンビア特別区控訴裁判所は8月、証券取引委員会がグレイスケールの提案したビットコインETFを拒否したのは誤りであったとの判決を下したが、この訴訟は、このような商品の開発に10年間努力してきた業界が注視していた訴訟である。
SECが控訴しないという決定を下したことで、SECがGrayscaleの申請を審査する道が開かれる可能性が高い。
グレイスケールの広報担当者はすぐにはコメントを出さなかった。
ビットコイン上場投資信託は、投資家に時価総額で世界最大の仮想通貨を所有することなくエクスポージャーを提供することになる。 SECは、申請者が市場操作から投資家を保護する能力を証明していないという理由で、グレースケールのものを含むすべてのビットコインETF申請を却下した。
グレイスケールはSECを訴え、SECは以前にビットコイン先物に基づくETFの詐欺を防止するための特定の監視協定を承認していたため、現物ファンドの先物契約はビットコインの価格に依存するため、同じ設定がグレイスケールのETFにも満足できるはずであると主張した。
控訴裁判所は、SECは2つの取り決めが大きく異なる理由を全く説明していないとして、グレイスケールの要請を恣意的に拒否したとの判決を下した。
控訴裁判所は決定の履行方法を定める命令を出す予定で、その中にはSECにグレイスケールの申請を再検討するよう指示することも含まれる可能性が高い。
ブラックロック(BLK.N)、フィデリティ、インベスコを含む他のいくつかの資産運用会社も、ビットコインETFについて同様の申請を証券取引委員会に申請中である。 SECは遅くとも来年までにこれらの要請について決定を下す予定だ。
SECの報道機関はすぐにはコメントを出していない。
(Chris Prentice と Hannah Lange によるレポート – アラビア報のために Mohammed が作成) 編集:Michelle Price と Rod Nickel
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