G7サミット：ゼレンスキー大統領、日本の訪問前に戦争を「見て見ぬふり」をしたとして一部のアラブ指導者を非難

ヴォロディミル・ゼレンスキー氏は、予定されているG7への日本訪問を前に、一部のアラブ指導者がロシアの侵略に「見て見ぬふりをしている」と非難した。

ウクライナはゼレンスキー氏が「数日以内に」バイデン大統領と会談することを確認した。

ゼレンスキー氏は金曜日、アラブ連盟首脳会議に出席するためサウジアラビアを訪問した。

アラブ連盟諸国の中で、ロシア侵略を公に支持したのはシリアだけだった。 モスクワとの良好な関係を維持しようとする者もいた。

「残念ながら、世界にもここにも、これらのことに目をつぶっている人たちがいます。 [prisoner of war] ゼレンスキー氏は「違法な檻と併合だ」と語った。

「私がここにいるのは、ロシア人がどれだけ頑張って印象付けようとしても、独立はまだ存在するということを、誰もが正直に見てもらうためだ。」

ゼレンスキー氏はまた、ジッダに集まった指導者らに対し、自国は植民地主義者や帝国主義者から国を守っていると語り、アラブ世界の侵略と占領の歴史を思い起こさせるようだった。

主催国であるサウジアラビアは、この紛争に関して微妙な立場をとっている。一方で、ロシアに軍隊の撤退を求める国連決議を支持し、ウクライナへの4億ドルの人道支援を約束する一方、他方で、対ウクライナ制裁の発動には抵抗している。ロシアは紛争に関して自らを中立とみなすことを好む。

サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、サウジアラビアに対し、首脳会談での戦闘終結に向けモスクワとキエフの間を仲介するよう提案を新たにした。

一方、シリアはアラブ連盟への再加盟を認められたばかりで、その指導者バシャール・アル・アサド氏はサミットで、この地域が外国の干渉なしに自らを再構築する歴史的な機会があると語った。

ゼレンスキー大統領はまた、ロシアにシャヘドドローンを提供したとして、アラブ連盟に加盟していないイランを標的にした。 イランは紛争へのドローン供給を否定している。

ウクライナの指導者はサウジアラビアからG7サミットに出席する予定で、そこでジョー・バイデン米国大統領と会談する予定だ。

ゼレンスキー大統領事務所はウクライナメディアに対し、両氏は「数日以内に」日本で会談すると語った。

サミットは金曜日、ロシアに対する新たな非難と追加制裁の発表で始まった。

このグループは米国、英国、フランス、イタリア、ドイツ、カナダ、日本で構成され、世界で最も裕福な民主主義国家を代表する。 今年はオーストラリアやインドなどさらに８カ国が招待される。

今回の日本訪問は、2022年2月に戦争が始まって以来、ゼレンスキー氏がキエフから最も遠く離れた訪問となる。

ゼレンスキー氏はここ数日間、イタリア、ドイツ、フランス、英国を訪問し、軍事支援の約束を表明した。 また、ウクライナへの先進戦闘機の提供を同盟国に求め続けているが、これまでのところ直接提供を約束した国はない。

広島入りすれば、日本の岸田文雄首相やインドのナレンドラ・モディ首相など、より慎重な指導者らに支援に来てもらうよう説得を試みる可能性が高い。

「直接姿を現すことで、彼にとっては手ぶらで立ち去らないこと、そして日本からの凶器提供の約束など、彼が望む武器取引を満載してキエフに戻ってくることを確認するチャンスだ」とG7研究グループディレクターのジョン・カートン氏は語った。

日本はウクライナに非常に同情的であるが、その厳格な軍法により、これまでのところ非致死性の防衛装備しか提供されていない。

金曜日早朝、岸田首相は広島平和記念公園でG7首脳らを歓迎し、第二次世界大戦の終結を早めた米国の原爆で亡くなった人々に追悼の献花を行った。

サミット初日は、加盟国がウクライナ戦争を止めるための「新たな措置」を誓約し、「ロシアとその戦争努力を支持する人々へのコストを増大させる」追加制裁を約束する声明で終了した。

彼らは「ロシアの戦争機械を支える技術、産業機器、サービスをG7から否定」し、エネルギーとダイヤモンドの販売によるロシアの収入を制限すると述べた。

「反ロシア」とされる米国の制裁に対抗して、ロシア外務省はバラク・オバマ前米大統領を含む米国民500人に対する独自の制裁を発表した。

日曜日に閉幕するG7サミットは、ウクライナ戦争に関する声明で終わる予定だ。