[ロンドン/シドニー 7月19日 ロイター] – ポンドの最近の一連の上昇はデータによって妨げられたものの、英国のインフレに関する良いニュースが世界的に物価圧力を弱めたため、水曜日の欧州株式と国債は反発した。
英国の総合消費者物価インフレ率は6月に前年比8.2%という予想に反して7.9%に低下し、中央銀行が18カ月以上利上げを続けてきた主要経済国にとって最新のネガティブサプライズとなった。
ポンドは0.6%下落し、1.2961ドルで取引された。 米連邦準備理事会(FRB)がイングランド銀行より先に利上げを終了するとの観測で急騰した後、過去3カ月は4.75%上昇を続けている。 ポンドは対ユーロで0.7%下落し、86.76ペンスとなった。
パンテオンの首席英国エコノミスト、サミュエル・トゥームズ氏は、これまで市場がさらに50ベーシスポイントの利上げを設定していたが、イングランド銀行は来月利上げに25ベーシスポイントの「ゴーサイン」を出したと述べた。
ソシエテ・ジェネラル(ロンドン)の外国為替・企業調査部門責任者のケネス・ブルックス氏は、「ポンドの利益確定は驚くべきことではない」と付け加えた。
英国のインフレ率低下のニュースも、ユーロ圏の物価上昇がエコノミストの予想よりも早く鈍化する可能性があるとの楽観的な見方を生み出し、欧州株価指数STOXX600(.STOXX)は序盤の取引で0.5%上昇した。
ロンドンのFTSE100種(.FTSE)は0.6%上昇、国内集中のFTSE250種(.FTMC)は1.2%上昇した。
債券市場では、金利期待を測定し政府債務保証率と逆に動く2年英国債利回りが25ベーシスポイント低下し5.083%となった。
3月以来最大の1日タッチダウンを記録する予定だった。
ドイツ連邦債2年物利回りは7ベーシスポイント低下し3.179%となった。 ユーロ圏の債務コストの指標となる10年債利回りは5ベーシスポイント低下し2.35%となった。
ECB理事会メンバーのクレス・ノット氏が火曜日、来週の理事会後の利上げは「決して確実ではない」と発言したこともユーロ圏債券に追い風となった。
ペッパーストーン(メルボルン)の調査責任者、クリス・ウェストン氏は「ECB内の著名なタカ派が、欧州における荒らしサイクルの終焉に近づいているという市場の見方を支持したのはおそらく初めてだ」と述べた。
米10年国債利回りは5ベーシスポイント低下し、3.772%となった。
先物取引によると、ウォール街のS&P500種とナスダック100種の株価指数は、その日後半に安定して取引が始まることが示された。
円は1週間ぶりの安値となる1ドル=139.43円まで下落し、日銀総裁が政策転換はまだしばらく先のことだという文言を堅持したことで日本国債は上昇した。
編集:サム・ホームズとバーナデット・ボーム
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