ワシントン(ロイター) – 民主党上院議員らは火曜日、下院が先週可決したイスラエルへの緊急支援法案を迅速に承認しようとする共和党の取り組みを阻止したが、ウクライナの対ロシア戦争には支援は含まれていない。
共和党のロジャー・マーシャル上院議員は、「時間は極めて重要であり、上院がイスラエルへのこの重要な援助の提供を一日も遅らせないことが重要である」と述べた。
民主党はこれに反対し、人道支援、国境警備のための資金、ジョー・バイデン大統領への1060億ドルの資金要請の一部であるインド太平洋地域における中国への対応資金に加え、ウクライナとイスラエルへの援助提供の重要性を強調した。先月議会に送付された。
彼らはまた、下院共和党議員が超党派の法案を作成するのではなく、共和党のお気に入りの目標である内国歳入庁への資金削減に支援を結びつけることで、イスラエル危機に政略を弄し、ユダヤ人国家への援助を遅らせていると非難した。
下院法案は、イスラム過激派ハマス過激派による10月7日の致命的な攻撃への対応としてイスラエルに143億ドルを提供するものだが、国税庁からの同額の資金も削減されることになる。 この資金には、短距離ミサイルの脅威に対抗するためのイスラエルの「アイアン・ドーム」と「デイビッド・スリング」防衛システムの購入に40億ドルが含まれるほか、米国備蓄からの装備の一部移転も含まれる。
上院歳出委員会の委員長を務めるパティ・マレー上院議員は、「ウクライナの同盟国は、イスラエルの同盟国と同様、遅延は許されない」と述べた。
下院の投票は主に党の方針に沿ったものだった。 民主党は、提案されているIRS削減案は、徴税額を削減することで米国の財政赤字を増大させる、政治的動機に基づいた「毒薬」であると説明した。 また、ウクライナへの支援を継続する必要があるとも述べた。
同法案が成立するには、民主党が多数を占める上院と共和党が多数を占める下院の承認を得て、民主党のバイデン氏が署名する必要がある。 ホワイトハウスはバイデン氏が下院法案に拒否権を発動すると発表していた。
上院指導部は独自の追加資金法案を作成中で、早ければ今週中にも提出したいと考えている。
(レポート:Patricia Zengerle) 編集:Alistair Bell
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