梶本哲史著
東京(ロイター) – ムーディーズは日本が2025年度の基礎的財政収支目標を達成するとは予想していないが、目標は依然として財政改革に「断固とした」ものであるため、マイナス格付けを促すものではないと同社の日本のソブリンアナリストはロイターに語った。
「いいえ、目標未達成は引き金ではありません」とムーディーズ(NYSE: )のクリスティアン・デ・グスマン氏は月曜日のインタビューでロイターに語った。 「6、7年前でさえ、我々は目標を達成するつもりはないと言っていた。しかし、その時でさえ、我々はいかなるマイナス評価措置にも従わなかった。」
同氏は、日本がその約束を放棄し、財政赤字の大幅な減少により債務が増加した場合、ムーディーズは格付けの柱を見直すだろうと述べた。
デ・グスマン氏はまた、日本が追加利上げを行う可能性と、それが日本の財政・金融政策に及ぼす影響についても語った。
同氏は「日本銀行(日銀)がデフォルトに対してより緩やかなアプローチをとることを期待している」と述べた。
デグスマン氏は「つまり、彼ら(政府)には、金利がいつかさらに上昇する時期に備えて金融システムを調整する時間がある程度あるということだ」と述べた。 「1~2年以内にそれが起こるとは考えていません。」
日本では金融改革が緊急の課題となっており、中央銀行は3月に長年にわたるマイナス金利やその他の非伝統的政策措置を終了した。
公的債務は現在経済規模の2倍に達しており、先進国の中で最も高い比率となっている。
政府は来年度までに基礎的財政収支を黒字化することを約束しており、多くのアナリストがこの目標について楽観視している。 新規国債販売額と公債費を除いた基礎的財政収支は、国債を発行せずに政策手段をどの程度賄えるかを示す。
デグスマン氏は「政府は目標を達成できない」と述べた。 同氏は、政府が支出と歳入の改革公約を堅持する限り、少なくとも現時点では、目標を達成できなくても評価措置が発動されることはないと述べた。
「彼らがすぐに発表するとは思わないが、それはコミットメントがあることを示していると思うし、そのコミットメントを定着させることが重要だと思う。」
ムーディーズの日本国債に対する格付けは、2014年末に最後にA1に設定され、見通しは安定的となった。
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