[東京 20日 ロイター] – 日本の日経平均株価は月曜日、ウォール街で記録的な終値を記録したことで投資家心理が前向きになり、月曜日に1%以上上昇し、1カ月ぶりに3万9000ポイントに達した。
日経平均株価は午後休憩時点で1.44%上昇し3万9,346.92ドルとなり、心理的に重要な3万9,000ポイントの節目を4月15日以来初めて上回った。
より広範なトピックスは1.21%上昇し2778.89となった。
先週の緩やかなインフレ報告を受けて米国が今年利下げするとの高い見通しが世界的な市場心理を高め、ウォール街の多くの指数が週間上昇を確定させた。 一方、テイルウィンドは日本株を売り出してきた。
三井住友TSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト、市川正博氏は「利下げ観測が再燃することで株価は下支えされている」と述べた。
日経平均株価は、今年初めにベンチマーク指数が41,087.75に達した後、先月5%近く下落し、2022年12月以来最大の月間下落となった。
こうした期待を背景に、金曜日にはダウ工業株30種平均株価が初めて4万ドルを超えて終了し、これが月曜の日経平均の下支えになるだろうと市川氏は述べた。
買いが幅広く広がり、指数の225ブロックのうち204ブロックが値上がりし、ハイテク株や指数の有力銘柄が日経平均株価の559.54ポイント上昇を支えた。
ユニクロの親会社ファーストリテイリングは1.9%上昇し、約77ポイントの上昇にとどまった。
チップ関連銘柄では、チップシリコン製品メーカーの信越化学工業が5.24%上昇したほか、チップ製造装置の東京エレクトロンも1.2%上昇した。
エヌビディアを顧客に含むアドバンテストは今週、投資家が米国企業の決算を待ち望んでおり、人工知能を中心とした株価上昇に新たな勢いを与える可能性があるため、0.8%上昇した。 (ブリジット・ライリーによる報告、ソヒニ・ゴスワミによる編集)
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