[東京 29日 ロイター] – 日本と韓国は木曜日、7年ぶりとなる二国間金融協議を開催し、両国が自己主張を強める中国と予測不可能な北朝鮮による共通の地政学的リスクに直面する中、緊張した関係の修復を目指す。
東京での協議の内容に詳しい政府関係者3人によると、日本の鈴木俊一財務相と韓国の秋京剛財務相は、時代遅れの二国間通貨スワップ協定を復活させる必要性について合意する見通しだという。
このスワップ協定は、戦時中の日本の朝鮮半島占領に関連した問題をめぐる関係の緊張のさなか、2015年に失効したが、アナリストらは、協定の復活が関係の打開を示す可能性があると述べている。 一度も使用されませんでした。
このスワップ協定は金融危機時の支援を目的として2001年に開始され、その規模は2011年に700億ドルに達したが、外交的緊張の中で2012年に縮小した。
神田正人財務副大臣は記者団に対し、「日韓関係の歴史的進展に向けた機運を力強く高めなければならない。世界経済と地域経済が大きな不確実性とリスクに直面する中、両国関係を強化する必要がある」と述べた。
同氏は会談に先立ち、「初めてわれわれの目標は、より幅広い分野での協力を促進するためのパッケージを作成することだ…一方、二国間通貨交換も現時点で議論の対象となっている」と述べた。
閣僚はまた、世界経済の発展、発展途上国へのインフラ投資、多国間金融協力における両国の役割についても議論する。
鈴木氏は先月の徐氏との短い会談で、「日本と韓国は重要な隣国であり、世界経済や地域社会、国際社会を取り巻くさまざまな課題に協力して対処しなければならない」と述べた。 「私たちは北朝鮮の核ミサイル開発やロシアのウクライナ侵略といった事件を経験している。日本はこれを容認できないと考えており、両国は話し合う必要がある」と述べた。
この種の二国間財政協議は8回目で、前回は2016年に開催された。 これらは、2006 年のシャトル外交条約に基づいて毎年開催されます。
梶本哲史氏によるレポート。 編集:木原ライカ、サイモン・キャメロン=ムーア、ジェリー・ドイル
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