キエフ(ロイター) – ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は金曜日、駐英国ウクライナ大使がワディム・プリスタイコ氏を公に批判した数日後、同大使を解任した。
大統領令には、プリスタイコ氏を国際海事機関のウクライナ代表の職から解任したとの内容が示されているが、解任の理由は示されていない。
先週のスカイニュースとのインタビューで、プリスティコ氏は、ロシア占領軍と戦うために同盟国から武器を引き渡したキエフに対し、もっと感謝の気持ちを示すよう示唆した、退任する英国国防大臣ベン・ウォレス氏の発言について質問された。
ゼレンスキー大統領はこれに対し、ウクライナは忠実な同盟国である英国に常に感謝していると述べた。 また英国メディアは、ウォレス氏が感謝の気持ちを表現する方法や「朝起きて大臣に感謝の気持ちを伝える方法」を教えてくれるはずだと語ったとも伝えた。
ゼレンスキー大統領が皮肉を言っているのではないかとの質問に対し、プリスタイコ氏はスカイに対し、ゼレンスキー大統領が「毎朝起きてベン・ウォレスに電話して感謝の気持ちを伝える」と発言したことについて、「ちょっとした皮肉があった」と語った。
同氏は「この冷笑的な態度が健全だとは思わない」と述べ、ロシア人は「我々が協力していることを知るべきだ」と付け加えた。
ゼレンスキー大統領の命令には、経験豊富な外交官で元副首相で駐英大使を3年間務めたプリスタイコ氏(53)の後任に誰が就くかについては言及されていない。
(アンナ・プロシュニカとキエフ・ニュースルームによる報告、ティモシー・ヘリテージによる編集)
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